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よくある質問とその回答

  1. なぜ、顕熱交換換気装置に比べて、全熱交換換気装置の方が日本の環境に適していると言えるですか?
  2. なぜ、シートメタルダクトを使用するのですか?(なぜフレキシブルダクトは使用しないのですか?)
  3. シートメタルダクトは、浴室からの湿気で腐食しませんか?
  4. なぜ、最大送風量156m3/h〜306m3/h (機外静圧100pa時)が必要になるのですか?
  5. 1つの装置で何m2の家まで対応できますか?
  6. 設置場所と必要なスペースは?
  7. 使用するダクトの太さは?
  8. 北米での普及率、販売実績は?

1. なぜ、顕熱交換換気装置に比べて、全熱交換換気装置の方が日本の環境に適していると言えるですか?

 日本のように高温多湿の夏季における直接換気は、室外から熱と湿気の侵入を招き、冷房負荷を上げます。
 全熱交換換気装置のAVS Duoは、約70%の熱交換のみならず、約80%の湿度交換(エンタルピー効率)を行ないますので、エネルギーの損失を最小限に抑えながら、新鮮な外気導入を行なうことができます。
 一方、冬季は屋外の乾燥した冷たい空気に熱の回収するだけでなく、湿度の回収することにより屋内が過剰に乾燥することを抑えます。
 また、顕熱交換換気装置に必要になる「熱交換コアで発生する結露水の排水管」は、全熱交換換気装置には不要ですので、お手入れが簡単になり、配管工事費を節減できます。

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2. なぜ、シートメタルダクト(亜鉛鉄板ダクト)を使用するのですか?

 換気に必要な空気量をダクトの末端のグリルまで効率よく確実に送るためには、ダクトの空気抵抗を考慮しなくてはなりません。気体は液体以上にダクト(管)の抵抗に影響され易く、ダクトのエルボ(曲がり)や分岐はもとより、内部の凹凸も空気抵抗として大きく作用します。内部に凹凸のあるフレキシブルダクトの単位長さ当たりの空気抵抗は、亜鉛鉄板ダクトの2倍に相当します。
 したがって、曲がりや内部に凹凸の多いダクト施工は、見かけの長さは短くても、空気抵抗から見た長さは非常に長いダクトと同じになり、末端まで必要な空気量が送れない原因となります。
 つまり、空気を効率よく確実に送り届けることを第一目的とする以上は、シートメタルダクトに勝るものはありません。
施工には、多少の慣れを必要としますが、通常の住宅では、4〜5人工程度で施工することが可能です。

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3. シートメタルダクトは、浴室からの湿気で腐食しませんか?

 シートメタルダクトは、「亜鉛」めっきが施されています。「錫」めっきのブリキとは全く異なる製品です。安物のダクトには、ブリキ製のものがあり、比較的簡単に錆びるので、誤解を生んでいるようですが、シートメタルダクトは、一般住宅で想定される程度の湿気では、腐食することのないように製造されております。
 浴室からのダクトも湿気に絶えずさらされているのではありません。浴室の排気も入浴直後は湿気を多く含んでおりますが、換気するに従い浴室も乾燥し、ダクト自体も乾燥しますので、一時的な浴室の湿気が腐食の原因となることはありません。(但し、24時間連続運転しているというのが条件になります。)
 弊社がシートメタルダクトの日本への輸出を始めてから10年程しか経ちませんが、北米では非常に歴史が長く、40年以上の期間にわたって問題なく使用されており、腐食が問題になったケースはありません。

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4. なぜ、最大送風量156m3/h〜306m3/h (機外静圧100pa時)注1が必要になるのですか?

 実際の必要換気量は人員構成や人間の活動量、そして空気汚染源の有無により大きく左右されます。
 一般に1人当たり20m3/hが必要空気量の目安注2とされています。そして、この数値から判断すると、4人家族の場合は、20(m3/h)×4(人)=80(m3/h)で十分と思えるかも知れません。
 しかし、住宅全体を呼吸させるため、つまり、人がいない時でも部屋の中で発生する湿気や有毒ガスあるいは、居住者が気付かないうちに持ち込んで住宅内に漂っている花粉や埃を適切に排気するには、十分とは言えません。
 また、パーティー等で人が集まった場合や喫煙により発生する空気汚染等も考慮する必要がありますので、余裕のある最大送風量が必要になります。なお、低速運転時は、約半分の送風流となります。

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5. 1つの装置で何m2の家まで対応できますか?

 機外静圧を100pa、換気回数を0.5回/時注3、天井の高さを2.4mと想定しますと、200m3/hタイプのAVS-Duo1.2で160m2程度、300m3/hタイプのAVS-Duo1.9で250m2程度までを対応できると考えていただければ良いかと存じます。
 なお、詳細については、仕様書でご確認下さい。

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6. 設置場所と必要なスペースは?

 本体の設置場所は、居室内の環境と同じ場所、つまり断熱材で囲まれた内側の部分であれば問題ありません。例えば、屋根断熱であれば、小屋裏(屋根裏収納庫など)でも設置可能で、基礎断熱であれば床下(床下収納庫など)でも設置可能です。
 ただし、最低でも3ヶ月に1度のフィルターの清掃が必要ですので、アクセスが容易な場所でないと不都合が生じます。また、全く音がしない訳ではありませんので、寝室等のクローゼット内はお勧めできません。
 以上の条件を満たせば、屋内のどこにでも設置するが可能ですが、空気を効率よく給排気するためにはダクトの総延長をできるだけ短くするのが望ましく、結果として全体の価格を抑えることにもつながります。

本体の大きさは、420mm(高さ)×435mm(奥行き)×768mm(幅)ですが、周囲に以下のようなスペースが必要です。

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7. 使用するダクトの太さは?

 通常は、幹線部分は150φを使用します。
 分岐する支線については、必要な風量(グリルの数と種類)にしたがって125φまたは、100φを使用します。
 しかし、幹線部分が長くなる場合などは、175φを使用します。

 
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8. 北米での普及率、販売実績は?

 Venmar社は、北米市場の70%のシェアを占めています。
 カナダ国内のシェアは75%で年間販売台数は、約50,000台です。その内、60%が新築住宅、40%が増改築時に設置されています。
 米国内でのシェアは50%で年間販売台数は、約12,000台です。

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注1
機種・電源周波数により異なります。弊社のカタログ表示の空気流量は、実際の使用状態に近い値を表すため、機外静圧が100paの時の値を示しています。他機種と性能比較される際には、測定条件にご注意下さい。
注2
この根拠は、成人男子が静かに座っている時のCO2の排出量に基づいた必要換気量です。
注3
住宅金融公庫の「換気割増増資」を得るためには、相当隙間面積2cm2/m2以下の住宅で0.4回/時、相当隙間面積2cm2/m2以上の住宅で0.3回/時と規定されています。
2003年7月1日から施行の改正建築基準法では、建物の使用用途より、0.5回/時以上または、0.7回/時以上とされています。

製品についてのお問い合わせは・・・
インターナショナル・エコーハウス

インターナショナル・エコーハウス社
International Eco-House Inc.

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Vancouver, British Columbia, Canada V5M 4V8

TEL: 1 (604) 205-9200
FAX: 1 (604) 205-5255

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